Lesson３　『演奏家のプライド』　　講師：杉浦宏治（ベーシスト）

 

実は・・・

これも福本先生と一緒にいた時に横で聞いた言葉。

満月堂のメンバーはいつも自然に音楽談義が始まって止まらなくなる。

 

いい感じにお酒も入って、ギターの奏法などを熱く語りはじめた頃、

それをずっと静かに聞いていたベースの杉浦氏、

「ギターを弾くんじゃなくて、曲を弾くんだよ！」と。

「・・・」

 

そんな名言を作曲家の前でボソッと吐く杉浦先生は、やはりタダモノではないと思った。

 

RENAKURAのオリジナリティを真正面から理解して協力してくれた人。

誰っぽい...とか、何々風...とかではなく、

ストレートに曲の中に入ってくれるプレーヤー。

もちろん、

プレーヤーとしては、いろんな音楽を聴いたり、演奏したりした経験を引き出しに入れてあるのかもしれませんが、

曲が中心ってさらっと言い切る響きは伝統を守る職人や大工の頭領みたいでカッコいいな。

 

一緒に音楽ができることを誇りに思いました。

 

共演するメンバーのオーラや輝き、意識の高さに触れた時は、スパルタの先生に100万回叱られるより奮い起つ... ... ...

 

＜2006. 4. 8.＞