こんな合奏主義を唱える私も、言葉を覚え始めた頃、周囲に「歌手宣言」していたらしい。
親戚や近所の人たちに今でも笑われるが、大きくなった私がバンドをやっていることは、いろいろ面倒なので内緒にしている(苦笑)
歌手になるとは言ったものの、幼稚園から小学校の間は、ずっと変声期だったのか(?)電話にでると「お兄ちゃん?」と言われた。
みんなと同じ高さの音域が全然が出なくて、歌は苦痛だった。
合唱の下のパートの時だけ、ちょっと楽しかった。
それでも、テレビやラジオで聞くバンドのヴォーカリストは個性的な声の持ち主がいっぱい。キレイな声じゃなくても歌手になれる!
そう割り切った頃からまた歌い始めた。
高校に入って発声を勉強しはじめてからはすごいことにも気付いた。
声は作れるものだと。
みんながみんなソプラノ歌手じゃないんだ・・・
そう思ったら、気がラクになってバンドで歌えるようになった。
バンドを始めた頃から、
「歌」と「伴奏」という価値観は私の中にはあまりなくて、
「歌」も他の楽器と同じ1パートだとずっと思い続けている。
<2005. 2. 28.>
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